おすすめ書籍『性暴力被害の実際』

数少ない性暴力についての専門書。
レイプ(不同意性交)の過半数が上司などの知人によって職場などで発生している事。専門家はこれをエントラップ(罠)型レイプと命名しており、暴力や脅迫による強制ではないが故、被害者が後悔と自責で沈黙し、孤立するケースが多い事を明らかにしている。
この著書の秀逸な点は、被害者の回復へのプロセスを解明している事。それは、自責から責任の移動(加害者への処罰要求)を成し遂げ、再発防止に意識を向けていく事にあると言う。
ホームぺーページを訪れて下さった皆さんに、エントラップ型レイプがどこか遠い職場の出来事ではない事を知って欲しい。(事務局)